売却全体の入口
いまの段階を確かめ、次に決めることを整理する
全部を順番に読む必要はありません。今の段階から、次に決めることと確認先を選んでください。
いま、どの段階ですか?
売るか迷う
今決めること: 売る理由、待つ理由、判断する時期。
確認先: 本人・家族。権利関係は担当者や必要な専門家。
査定で情報を集めることと、販売開始を決めることは別です。家族の希望と、誰に売却する権限があるかも分けて整理します。
判断材料を集める段階と、販売開始を分けます。
査定・会社選び
今決めること: 価格の根拠と、依頼する会社・担当者。
確認先: 価格については査定を出した不動産会社、依頼先は本人・家族と相談。
査定額は成約価格の保証ではありません。高い数字だけでなく、比較した物件や、反応がなかった場合の見直し方まで聞きます。
担当者に聞く「3つの価格」を整理します。
説明・提案・対応から、売却中も相談できるかを考えます。
売出し準備
今決めること: 売出価格、媒介契約、準備すること、次の相談時点。
確認先: 依頼する不動産会社。
希望手取りと期限を伝え、どの価格で始め、何を見て見直すかを共有します。手数料などの合意額・支払時期も確認します。
査定の根拠・希望・市場・期限から初回価格を考えます。
依頼先と、販売・報告の進め方を確認します。
販売中
今決めること: 反応が止まる段階と、次に見直すこと。
確認先: 担当者。
問い合わせ・内覧・申込みを分けて確認します。経過月数だけで自動的に値下げせず、競合や売主の期限も合わせて話し合います。
反応が止まる段階から、原因と次の対応を整理します。
申込み・契約
今決めること: 価格、融資、引渡し条件、期限、できなかった場合の扱い。
確認先: 担当者・契約関係者。
申込みを受けても、条件の確認は残ります。知っている不具合を伝え、誰が・いつまでに・誰の費用で対応するかを契約前にそろえます。
価格だけでなく、担当・費用・期限と、約束どおり進まなかった場合の扱いを確認します。
契約後
確認すること: 作業の開始条件・担当・期限・完了確認。
確認先: 担当者。必要に応じ金融機関・司法書士・作業業者。
契約後も、測量・片付け・登記などの作業が残る場合があります。日程の確保と正式な発注を分け、契約で決めた着手条件に合わせて進めます。
契約後に残る作業の開始条件・担当・期限と、途中の確認方法を整理します。
決済・引渡し
確認すること: 代金の着金、登記申請に必要な確認、鍵・物件の引渡し。
確認先: 担当者・金融機関・司法書士など。
振込の受付と着金、登記の申請と完了は別です。誰が何を確認して次へ進めるか、当日の段取りを共有します。
代金・登記書類・鍵の確認を、当日の段取りにつなげます。
売却後
確認すること: 資料の保管、申告要否・対象年・期限。
確認先: 税務署・税理士など。
購入時と売却時の契約書・費用資料を残します。全員が申告するとは限らず、安く売れた場合も、それだけで申告不要とは判断しません。契約と引渡しが年をまたぐ場合は、どの年の申告対象になるかも確認します。
申告が必要かを確認するための資料・対象年・期限・相談先を整理します。
物件によって追加で確認すること
土地の境界・接道、建物の状態、マンションの管理資料、ローン残債、相続・共有の権利関係など、確認事項は物件によって異なります。降雪地域・寒冷地では、除排雪・凍結防止や引渡し時期の管理も担当者と確認します。
次に、誰が何を決めれば進められますか?
いまの段階の確認先へ、次に決めることを一つ伝えてみてください。
出典・確認先
取引案内・税務出典の確認日:2026年10月16日
執筆・編集:不動産ホンネガイド編集部

