登記を頼む前に、自分で用意できる書類は?

登記を頼む前に、自分で用意できる書類は? 売却

代表的な書類と取得先を知り、自分で集める分を決める

登記を頼む前に、自分で用意できる書類は?

結論

登記の種類によって、必要になる代表的な書類があります。まずは自分の手続に対応する書類と取得先を確認し、手元にあるもの、自分で取得するもの、専門家へ任せるものを整理しましょう。

住所の履歴や相続の状況などで追加書類が必要になる場合もあります。取得する範囲が分からないものは先に確認し、自分で用意できる分をそろえて依頼する方法もあります。

HONNE|自分で集める分まで、全部任せなくてもよい

自分で取得できる書類まで、全部任せる必要はないと思います。時間と手間をかけて自分で集める分と、調査や申請をお願いする分を分けるのも一つの方法です。

ただ、書類が見つからない、関係者が分からないなど、自分では進められない部分まで抱え込む必要はありません。集められた資料と、どこで止まっているかを伝えて相談しましょう。

登記ごとの代表的な書類

次の表は、準備する書類の見当をつけるためのものです。登記申請書や、自分が代理人へ依頼するための委任状などを含む、完全な添付書類一覧ではありません。手続の方法・登記の状態によって追加や省略があります。

登記・対象条件代表的な書類主な取得先・確認先
個人の所有者が住所変更を申請する場合登記上の住所から現在の住所までの移転経緯を示す住民票の写し。住民票だけでつながらない場合は、戸籍の附票の写しなど住民票は住民登録地、戸籍の附票は本籍地の市区町村。転居の経緯を伝えて必要な範囲を確認
金融機関等を抵当権者とする、完済後の抵当権抹消解除証書・弁済証書などの登記原因証明情報、抵当権者の登記識別情報または登記済証、抵当権者の委任状など抵当権者である金融機関等から受け取る抹消用書類を確認。不足や記載漏れは、書類の送付元・借入先へ確認
相続人の遺産分割協議による名義変更の例被相続人の出生から死亡までの戸籍・除籍・改製原戸籍、法定相続人の戸籍、取得者の住民票、遺産分割協議書とその押印に対応する印鑑証明書など。被相続人の住所資料は下記の条件で確認戸籍は原則として本籍地の市区町村、住民票・印鑑証明書は住所地の市区町村。遺産分割協議書は相続人が作成する書類

相続の行は、遺産分割協議による場合の例です。法定相続人の戸籍は、被相続人の死亡日以降に発行されたものを用意します。被相続人の登記上の住所が戸籍に記載された本籍と異なる場合には、登記上の住所と本籍地が記載された住民票の除票または戸籍の附票も確認します。

本人・配偶者・直系尊属・直系卑属の戸籍等は、本籍地以外の市区町村の窓口で請求できる広域交付の対象になる場合があります。対象となる証明書と請求方法は窓口で確認してください。戸籍の附票の取得先とは分けて考えましょう。

遺言がある場合などは必要書類が変わるため、この表をそのまま使って全員分を取り寄せないでください。相続では申請年度の固定資産課税明細書など評価額を確認する資料、抵当権抹消では抵当権者の会社法人等番号も確認します。

住所変更は、書類の名前より「つながるか」

住民票の写しは、市区町村が発行する証明書で、手元の住民票をコピーしたものではありません。申請に添付するものは、マイナンバーが記載されていないものを用意します。登記上の住所・現在の住所・住所を移した日を確認できるものを用意します。

何度も転居している場合は、現在の住民票だけでは登記上の住所からの経緯を確認できないことがあります。その場合は、戸籍の附票の写しなどでつながりを確認します。取得前に、登記上の住所と転居の経緯を伝えると、必要な資料を絞りやすくなります。

戸籍謄本と戸籍の附票は別の資料です。住所の履歴を記録するのは戸籍の附票で、「戸籍を取れば住所の履歴も全部分かる」というものではありません。請求する書類名と、確認したい住所の範囲を伝えましょう。

※添付書類を省略できる場合もあります。上の表にある書類をすべて取得する前に、自分の申請で必要な範囲を確認してください。

取得できた資料を伝えて、任せる範囲を決める

既に取得した資料があれば、内容と取得時期を伝え、使えるか確認します。書類が足りない場合は、誰の・どの範囲の資料を集めるかを聞いてから進めましょう。

見積りでは、自分で用意する資料と依頼先が取得する資料を分け、証明書・郵送などの実費、取得業務の報酬、追加対応の費用を確認します。自分で集めることで依頼範囲を減らせる場合はありますが、最低額で済むとは限りません。

取得が難しい資料や分からない関係者があれば、そこまでの資料を持って相談します。全部そろうまで相談を遅らせる必要はありません。

担当者に聞くなら

この登記で必要な書類と、取得する人・期間の範囲を教えてください。ここまでは用意できています。残りをお願いする場合、取得の実費と報酬はいくらになりますか。

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家や土地を売る前に、登記で何を確認する?売却前に、登記のどの状態を確認するか整理します。住宅ローンを完済したら、抵当権抹消はどうする?完済後の書類がない場合や、住所などに変更がある場合の確認先を整理します。

出典・確認先

2〜3ページ。2026年10月28日、提供された公式PDF本文を確認。

1ページ。2026年10月28日、提供された公式PDF本文を確認。

1ページ「遺産分割協議の場合」と脚注。2026年10月28日、提供された公式PDF本文を確認。

戸籍謄本と戸籍の附票の定義。2026年10月28日、公式サイト本文を確認。

申請書様式・完済案内は、2026年10月22日保存の公式ページを同月26日に確認しています。住所変更のPDFは令和6年4月版です。最新の申請方法・添付省略の扱いは、公式案内や管轄法務局で確認してください。

執筆・編集|不動産ホンネガイド編集部

不動産売却で迷いやすい論点を、制度・実務・売主の判断軸に分けて整理します。

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