不動産会社の値下げ提案、断り続けたら?

不動産会社の値下げ提案、断り続けたら? 売却

断る理由と、次に相談する条件を共有する

不動産会社の値下げ提案、断り続けたら?

結論から言うと

価格を見直す相談ができない状態が続けば、再提案などに追加でかける手間や時間、限られた広告枠の優先配分を減らします。媒介契約で引き受けた仕事をしないという意味ではありません。納得できない提案を受け入れる必要はありませんが、売却を進めるには信頼関係が必要だと考えます。だからこそ、媒介契約を結ぶ前に、会社選び・担当者の見極めを慎重に行いましょう。

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私は媒介契約時に、「まずはこの価格で頑張り、○か月後に見直しましょう」と伝えています。それでも価格を見直す相談ができない状態が続けば、その物件に追加で手間や時間をかけることや、限られた広告枠へ優先して掲載することは減ります。

限られた時間や広告枠は、売るための相談を続けられる売主へ優先して使います。ただし、問い合わせ・内覧への対応、必要な報告、契約で引き受けた仕事は続けます。

売主が値下げを受け入れてくれたから、信頼があるとは思わない

担当者を信頼することと、言われた価格へそのまま下げることは別です。「そろそろ下げましょう」だけでは、売主が納得できないのも当然です。

業者には、何が変わり、なぜ今その価格を勧めるのかを説明してほしいと思います。自分の提案が通らないことだけを理由に、売主が話を聞かないと決めつけていませんか。

近隣に似た物件が出て割高になったのか、競合が値下げしたのか、成約や買主の反応が変わったのか。比較物件の条件差と、変更後の価格で何を狙うのかを聞きましょう。根拠を聞いても納得できなければ、今は変えないと決めて構いません。

値下げを断るなら、理由まで共有する

断る理由が分からなければ、担当者も次の提案を考えにくくなります。例えば、こう伝えてください。

  • 「この金額以下なら今は売らない。保有を続けることも考えている」
  • 「年内には売りたい。今回は維持して、次の報告で反応を見たい」
  • 「その競合と比べて割高なら、条件差を確認してから考えたい」

価格を守りたい人と、期限までに売りたい人では、次の判断が違います。いくらなら売りたいか、いつまで待てるかを伝えましょう。

今回はこの理由で価格を維持したいです。次はいつ、何が変わったら、もう一度相談しますか?

市場や競合に大きな変化があれば、業者にもその事実と判断材料を伝えてほしいと思います。同じ説明を繰り返すだけでなく、売主の目標に合わせて次の相談につなげる対応が必要です。

耳の痛い話でも隠さず話してくれる相手かを見る

「この価格では売りにくい」「今の競合に合わせて見直したい」。売却中には、売主が聞きたくない話も必要になります。希望価格に合わせるだけでなく、売れないと考える理由や、見直す必要を隠さず伝える担当者かを見てください。

提案どおりに下げるかどうかより、意見が違っても理由を話し、次の相談を続けられることが大切です。担当者選び全体の判断材料は、不動産売却の担当者はどう見極める?で詳しく扱います。

何度話しても目標や販売方針が合わないなら、改めて話し合いましょう。会社の変更も考える場合は、現在の媒介契約の内容と期間を確認します。

参考情報

一次情報確認日:2026年10月5日

契約の具体的条件は締結書面で確認してください。

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執筆・編集|不動産ホンネガイド編集部

不動産売却で迷いやすい論点を、制度・実務・売主の判断軸に分けて整理します。

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