会社の数字と、担当者が経験した仕事の中身を分ける
結論から言うと
年間取扱高○○億円、また利用したい○%、顧客満足度・口コミ○位。こうした宣伝文句だけでは、売却を任せる相手として信頼できるとは判断しません。 数字が事実でも、今回の担当者があなたの物件をどう売るかは別です。「自分の物件に近い案件で、何に苦労し、どう対応したか」を担当者本人に聞く方が、任せる判断に役立つと思います。

数字が事実でも、担当者の経験とは別
取扱高は何の金額か、成約件数は何を1件と数えるか、査定件数は売却を任された件数なのか。表示の意味は確認できます。ただ、集計の説明がついていても、それだけで私は依頼先を決めません。
満足度や口コミの順位も、誰が何を評価したかで意味が変わります。宣伝の数字を、今回の担当者が自分の案件を進められる証拠に置き換えないことです。
実績を強みにするなら、その経験が今回の売却にどう役立つのかまで説明してほしいと思います。
本当に聞きたいのは「大変だったことと、どう対応したか」
私がおすすめする質問は、これです。
私の物件に近い案件で、途中で大変だったことと、どう対応したかを教えてください。
「何件売りましたか」だけでなく、何が起き、何を確認し、どう判断したかを聞きます。続けて、次の二つも確かめてください。
- それは、ご自身が担当されたケースですか?
- その案件と今回で、条件が違うところは何ですか?
似た案件かどうかは、地域だけでは決まりません。土地・戸建て・マンションの違い、価格帯、築年数や状態、土地条件、売却上の難しさも含めて考えます。過去の成功例をそのまま今回へ当てはめず、違いまで説明できるかを見ます。
昔の経験でも、想定外や難航した場面への対応は判断材料になります。一方、難しい案件を多く扱っただけで、今回のトラブルを防げるとは決まりません。
経験が浅い担当者なら、支援体制も聞く
本人の経験が少ない場合は、上司や専門部署がどこを確認し、誰が説明と判断を引き受けるのかを聞きます。経験年数だけで切り捨てる必要はありません。経験豊富な人でも、今回の質問に向き合わないなら別の問題です。
HONNE|現場のホンネ
私は、会社全体の大きな数字や査定件数を依頼先選びでほとんど優先しません。それより、目の前の担当者が何に困り、どう動いたかを聞きたいです。数字を詳しく調べること自体が目的になるより、今回の物件について話が通じるかを確かめましょう。
出典・参考資料
一次情報確認日:2026年9月15日


