不動産査定だけ頼んで、売らなくてもいい?

査定書と連絡の吹き出しを添えた、不動産査定だけ頼んで売らなくてもよいかを扱う記事のアイキャッチ 査定・価格

売るか未定でも、費用と次の連絡は先に確認する

不動産査定だけ頼んで、売らなくてもいい?

結論から言うと

査定だけで終わり、媒介契約に進まないことは普通にあります。査定を頼んだから、その会社へ売却を任せる必要はありません。「やっぱり売るのやめます」「他社にお願いしました」等で十分です。価格だけでなく、連絡の頻度や方法、こちらが伝えた希望を守るかも見て、自分の意向を汲んでくれる担当者か確かめましょう。

査定書を見てから、家族に相談してもいい

私の実務では、査定前から売却を決めている人ばかりではありません。結果を見て家族に相談したい人も、他社の査定と比べたい人もいます。査定を何に使うか、最初からきれいに答えられなくても大丈夫です。

査定は判断材料を集めるために使い、その後で売るか、誰に任せるかを考えればよいと思います。売却へ進むときは、所有者本人の意思や売却する権限も確かめましょう。

次の連絡は、先に希望を伝える

結果を受け取る方法と、その後の連絡は分けて相談します。電話、メール、郵送などの希望に加え、次にいつ連絡してほしいかも伝えましょう。

今回は査定結果を見てから考えます。次の連絡は○月頃に、○○の方法でお願いします。

私の場合は、次に連絡する時期を先に伝えて確認します。2週間〜1か月後を目安に話すこともあれば、「そんなに連絡はいらない」とはっきり言う人には、半年後などに合わせることもあります。相手の事情や希望に合わせた私の対応例です。

HONNE|現場のホンネ

「いつ頃連絡します」と言った担当者が、その時期に連絡してくれるか。約束を守る担当者を見極めるなら、こうした細かな点にも注目してほしいと思います。 希望を伝えた後の連絡頻度や方法からも、こちらの意向を汲んでくれる人かを見ることができます。

査定額だけで会社を決める前に、小さな約束を守るかも見てください。結果を早く知りたいのか、家族との相談を待ってほしいのかを聞かず、会社側の都合で連絡を重ねるのではなく、次の連絡を先に相談してほしいと思います。

任せないと決めたら、短く伝えればいい

査定だけの依頼なら、断る理由を長く説明する必要はありません。今の意思に合う言葉で伝えましょう。

  • 売却を見送る:「やっぱり売るのはやめます。今後の営業連絡は不要です」
  • 他社へ依頼する:「他社にお願いしました。査定ありがとうございました」
  • まだ考える:「いったん保留します。必要になったらこちらから連絡します」

私がここで言いたいのは、査定をしてもらった負い目だけで会社を決めなくてよい、ということです。

契約しない意思や勧誘を希望しない意思を示した後も契約勧誘を続けることは禁じられています。査定結果を受け取るための通常の確認連絡と、断った後の契約勧誘は分けて考えましょう。困る連絡が続くなら、日時・会社名・内容を記録し、会社の窓口や免許行政庁などへ相談してください。

依頼前に、費用と依頼範囲だけは確認する

申込みの際は、費用・受取方法・その後の連絡・依頼する範囲を確かめておきます。

確認すること 聞き方
費用と成果物 どこまで無料で、何を受け取れますか?別料金の調査はありますか?
結果の受取方法 希望する方法で査定結果を受け取れますか?
その後の連絡 次はいつ、どの方法で連絡してもらえますか?
申込の範囲 査定以外の業務や、情報の提供先・利用目的に何を同意しますか?

査定以外の調査や書類作成も頼む場合は、費用がかかるか先に確認しましょう。すでに媒介契約や有料業務を依頼している場合は、終了条件も確認してください。

出典・参考資料

以下は制度・依頼範囲の説明に対応する参考資料です。査定後の相談や連絡の進め方は、運営者の実務経験から整理しています。

次に読む記事

机上査定と訪問査定、何が違う?調査範囲と、査定で確認できる情報の違いを整理します。不動産査定は何社に頼む?複数社への依頼と、比較するときの考え方を整理します。

執筆・編集|不動産ホンネガイド編集部

不動産売却で迷いやすい論点を、制度・実務・売主の判断軸に分けて整理します。

編集方針 広告掲載方針 訂正・お問い合わせ 免責事項

タイトルとURLをコピーしました